2013年11月06日

サービス付き高齢者向け住宅の現状

先週始めにもブログで紹介しましたが、先日
出版された「実践事例から読み解くサービス付き
高齢者向け住宅」を先週末読みました。

一般向けでなく、業界向けの研究本ですが、
なかなか面白かったです。特にこれから新しく
住宅を作る場合の間取りの考え方、地域に開いた
仕組みの建築、など、日本もこれから変わらねば
と思わせてくれますし、期待が感じられます。

12年8月末のデータということなので1年ちょっと
前にはなりますが、サ高住の現状はどうなって
いるのか。登録物件の約55%のデータ(1141件)
集計が掲載されていました。

入居者の約83%は要介護認定者。
認知症(軽度〜重度)60%
在宅医療が必要な人が入居する物件22%
25u以下の居室(部屋に風呂・台所ナシ)が70%

と、ざっと抜粋してみるとほとんどが介護型の
サ高住であることがわかります。
そういう事情からも夜勤もしくは宿直で夜間の
人員配置を行っているところが82%。
ところが、併設事業所との兼務が55%。

行政が「特定施設」の指定を出さない理由もあり
ますが、有料老人ホームに比べ規制が緩いサ高住
に向かうのがわかります。
しかし、品質の点ではどうか。

本には14ヶ所の「複合」施設の例がありますが
行政が絡むケースも多く、民間の一事業者では
難しい大がかりなケースが多いです。
ただ、「おもしろい!」と思える取り組みもあり
「地域包括」という意味がわかる内容です。

高齢者の住まいのこれからは、事業者の利益追求
のためだけでなく、利益を確保しながらも地域や
社会との融合を(苦しくても面倒でも)考えて
行かざるを得ないと感じます。

また、そういう意識のあるところが事業者として
やっていってほしいですね。
行政の福祉施策・住宅施策にはネガティブな
ワタクシですが(^_^;)、ちょっと見直したケース
も多くありました。
「知る」ことは大切です!

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posted by もも at 18:26| 日記