2014年09月30日

認知症は「患者」か?「人」か?

以前から時々記しておりますが、在宅医の
長尾先生のブログを毎日拝読しております。

昨日のブログで、「認知症患者ではなく、
認知症の人、と呼ぶようになったのは、
スコットランドからだ」と書かれていました。

この「認知症は病気か?」という問題は、
密かに議論になっています。
個人的には難しい問題だと思うのですが、
しつこいですけど(^_^;)、先日行ってきた
タイ・チェンマイの老人ホームでの体験が、
どうしても心に引っかかっていて、「認知症」
を病気にしたくない自分がいます。

昨今の日本の急に認知症に関心を持ちだした
社会が、良いようなよくないような妙な気分に
なっていたのも、このせいかと…。

病気にすることでビジネスに繋がります。
でも、単なる老化なら?老化とは成長です。
まあ、老化でもビジネスになる今の世ですが(^_^;)。

どうも世間の「総ヒステリー化」が気に
なります。何かの枠に当てはめたい、当て
はまらないものは、イレギュラーで排除する…?

日本の様々なメンタルな問題がここにある
ようにも感じます。
「認知症」に関しては、もっと自由でもっと
安心のあるものでいいと思うのに、「安心・
安心」と声高々になっていることがすでに
窮屈な状況なのでは、、、と天邪鬼に思って
しまうのですね〜(^_^;)。

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posted by もも at 12:14| 日記

2014年09月29日

認知症の診断

先週の続きです。

認知症の人を持つ家族へのアンケートでは、
異変に気づいてから「診断までに時間が
かかった理由」は、
『本人が病院に行きたがらなかった』がトップ。
次いで、『変化は年齢によるものだと思っていた』
よくいわれる「トシだから…」(~_~;)ですね。

認知症であることの説明を誰から本人に
したか?では、
医師からおよび家族からがいずれも約56%
認知症の説明をしていないは約24%。

かつては、ガンの告知はしないもの、
という時期もありましたが、現在では告知
が普通になってきています。
それは、ガンに対する私たちの理解度が
かなり進んだからともいえると思います。

認知症の告知はまだまだ難しい。
そういう点では、正しい社会全体の理解を
進めることが一番大切ですね。

この発表会でびっくりしたのは、アルツ
ハイマー型認知症には、βアミロイドを
減少させるワクチンの治験がされているとか。

うーん、そういう時代になってきたのですね。

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posted by もも at 13:53| 日記

2014年09月26日

「認知症かも?」異変に気付いたときの受診

先週、某製薬会社のメディア発表会に行って
きました。認知症の人をもつ家族465名に
アンケート調査を行った結果もありました。

それによると、認知症を疑う異変に気づいて
から、実際受診するまでには平均9.5ヶ月
かかっているとのこと。

お医者様からの講義もあったのですが、
こんなに認知症のことが話題になっていても、
まだまだ「認知症」自体が医師にも浸透して
おらず、初期の診断が「うつ病」だったり
違う病気だったりとされてしまうことも
少なくないそうです。

特に若年性認知症の場合は、「まだ若い
から認知症ではないでしょう」と決めて
しまう医師も。

早期診断がいいとは限らないとは思うの
ですが、本人も家族も戸惑うことが多いはず。

認知症と診断されると、ショックも大きい
ですが、逆に「異変の原因がわかって安心
した」という声も少なくないそうです。
それに向かってどう対処すればいいから
わかるから。前向きに考えれば確かに。

ちなみに、「何かおかしいな」と感じてから
実際診断されるまでは、平均15ヵ月。
ということは、受診して診断されるまで
半年弱かかるということですね。

診断方法も今は多岐にわたっているようで
医療の進歩には驚くばかりです。

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posted by もも at 13:04| 日記

2014年09月25日

認知症高齢者の消費トラブル

国民生活センターが2013年度の認知症
高齢者による消費者トラブル件数が、
1万件を超え過去最高に、と発表しました。

約10年前の2005年に、70代の認知症姉妹が
リフォーム工事を繰り返し契約させられた
事件から、この危険性が認知され相談件数も
増えてきているようです。

センターに相談をする人は、家族や訪問
ヘルパーが8割で、本人自らの相談はとても
少ない状況です。

高齢期のひとり暮らし、高齢者のみの世帯は
認知症の症状が出てくると大変リスクが高く
なるということですね。

しかし、これは詐欺かどうかという点では
微妙な部分もあります。明らかに悪意のある
詐欺もあれば、本当に本人のその時の意思
によるトラブルの場合もあり、その際には
事業者側も被害者となるかもしれません。

認知症高齢者の鉄道事故による裁判の問題
もあり、認知症に関わるケースは今後も
もっと増えていくでしょう。

世界的にも課題の大きい認知症は、まだまだ
未知の世界も多い。
他人事ではなく、常に私たちの周りの出来事
となってきます。どう考えるのか?
まずは、知識をきちんとつけることがとても
大事ですね。

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posted by もも at 16:15| 日記

2014年09月24日

個人差が大きい高齢期の心身状態

月曜日にも少し書きましたが、先週は
5日間のクルーズに行ってきました。
弊誌「もも百歳」の読者モニターも一緒
です。50代の娘さんと83歳のお母さん。

140924_1.jpg

お母さん、とってもチャーミングでその
元気さに、大変驚きました(^_^;)。
ある意味、きっと私より元気!

日頃から毎日のウォーキングに加え、週に
1〜2回はゴルフ18ホールをラウンドしている
そうです!カートは使わず歩きで!
さらに現役ドライバーでお孫さんの送迎
などもされているとか。

船上でもご一緒したのですが、朝のウォーキング
やラジオ体操の姿勢もとても80代とは思えない
美しいもの。本当に、参りました(^_^;)。

140924_2.jpg

食事もしっかりとられ、運動もし、オシャレ
も楽しみ、ハツラツとした方でした。

「もうトシだから…」と、行動範囲を
狭める方も少なくありませんが、ちょっと
気持ちを前向きにして、実際行動してみる!
ということはとても大切だと実感します。

病は気から、ともいいます。
人生いつまでも楽しんで、ハツラツとして
いこう!その心構えが大切。
とはいえ、無理をしてもいけません。

そういう点では、クルーズ船に乗るたび、
絶対シニアにはおススメの旅行だと実感
します。びっくりするほど皆さんお元気。
杖をついている方も少なくありません。
ゆっくりでも、大丈夫。それがクルーズ。

また、元気をもらってきました(^o^)。

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posted by もも at 16:18| 日記