先週末、息子さんの介護に疲れた母親が
息子さんを殺めてしまう事件がありました。
脳出血による不自由な身体を介護していた
とのことですが、介護に疲れた、と。
72歳のお母さんと54歳の息子さん。
今現在の疲れもあるでしょうが、この先の
ことを考えると、お母さんも心身が弱って
いくかもしれませんし、お母さんに何か
あれば息子さんの世話も誰がするのか。。。
詳しいことはわかりませんが、逆老々介護は
実は近くでもよく見聞きしています。
地域包括としての取り組みは、すでに
前から行われていますが、医療や介護
の縦割り組織がだいぶハードルが低く
なってきたとはいえ、業界同士、施設同士
担当者同士の連携が良いかというと
まだまだと言わざるをえないでしょう。
北欧などにもある「チーム体制」での
「包括的な」関わり方が重要ではないかと
思います。
今の介護保険では、介護保険を使っている
人には担当者会議などでそういった場も
作れるでしょうが(とはいえ、必ず関係者
が全員参加しているわけではない)、
介護保険を使っていない(使えない)人
へのフォローは、どうなのでしょう?
民生委員さんの管轄?
病院も退院者のフォローを誰かにきちんと
引き継げる体制を考えれば…
そうすると、今度は個人情報だとか
なんだとかの話が出てくる…(^_^;)。
規制はいい方にも悪い方にも動きます。
ルール化するというよりは、人間として
どうするのが良いのかという視点で
考えられる世の中になってほしいです。
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